この大会は全国の嘱託警察犬が参加できる競技会で、嘱託されている県によって東日本、西日本に分かれ東西対抗戦を行います。
今年は足跡追及の部157頭、臭気選別の部107頭、合計264頭の嘱託警察犬が参加しました。
初日4日は予選が行われ、東日本、西日本からそれぞれ60頭(追及30頭、選別30頭)の代表犬が選出され、合計120頭が5日の本選に進出します。
まずは禄の足跡追及予選。
追及会場は雲海や富士山が見える見晴らしのよい牧草地で行われます。
まず審査員にゼッケン番号などを申告します。
いよいよ禄のスタート。
数歩進んだだけで戻ってきてしまったこともあります。
一屈折目を曲がり、続けています。
が、顔を上げてこちらチラ見。
ここで私がついてきていないことに気づき、不安になり戻ってくることもあります。
が、続けます。
二屈折目も曲がり、もう一つ屈折を曲がって15歩くらい行くと物品が置いてあるので、そこまで行ってポイント(フセ)をすれば、私が禄の元に行けます。
頑張れ!禄。
三屈折目を曲がり、あと数歩行けば物品というところで顔を上げました。
「行け!行け!もう少し。」と心の中で叫びましたが、こちらに戻ってきてしまいました。
「無理~、無理~、一人は無理~。」By禄
完走しても上位30頭に入るのが難しい中、禄は予選敗退 です。
「だって一人だったんだもん」って、ずっと言ってました。
追及ってそういう競技だから。。。